[取材]30歳からの本気ボディメイクの真意とは?「人生を、愛そう」を掲げる企業の魅力[pilates K]

「美しくなりたい」「きれいな姿勢を手に入れたい」という女性の要望に応えるかのように、空前絶後のピラティスブームがきております。

どこのマシンピラティススタジオも大人気のようで、場所によってはOPENして半年かからずで定員に達することもあるそうです。
今回ご紹介するスタジオは、女性専用の “pilates K(ピラティスケー)” です。

運営企業の株式会社 LIFE CREATEはpilates Kだけでなく、ホットヨガの”loIve(ロイブ)”やサーフエクササイズの”Surf Fit”という同じく女性専用のフィットネススタジオを手掛けています。

「人生を、愛そう」

そんなスローガンを掲げる企業のpilates K 事業部ゼネラルマネージャーの久保 沙織さんにお話をお伺いしてきました。

株式会社LIFE CREATE pilates K 事業部ゼネラルマネージャー 久保沙織さん

アメリカ視察のヒントから、女性のリアルな悩みを解決できると感じた

pilates Kが誕生したきっかけと、どんなスタジオを目指しているかというストーリーをおしえていただけますか?

2018年、弊社代表の前川がアメリカのフィットネススタジオへ視察に行ったんです。
その視察したスタジオの中に、「ピラティスマシンが何十台と並ぶスタジオがあって、グループでマシンピラティスをやっていた」というそんな話をプライベートで温泉に入っているときに聞きました。

私は元々loIve(ロイブ)(同社別事業)のホットヨガインストラクターからキャリアスタートしていて、たまたまピラティスの指導資格を持っていたんですね。
なのでその話を聞いたとき、元々ピラティスが好きなのもあって、グループレッスンで定額制ならユーザーとしても通いたいとなりました。
ホットヨガと違い、常温のスタジオなのでシャワールームもいらない。スタジオも作りやすいんじゃないかと感じたことも大きいです。

また「今は日本にそのようなマシンピラティススタジオがないから、これ流行るかもね」という会話から、本格的にアメリカの市場を調査しました。
そうすると、当時アメリカでは大手のマシンピラティスが600店舗展開してるという情報もあって、アメリカで今これだけはやってるなら日本でもこれから波がくるだろうということで、じゃあ始めてみようかというのが最初のスタートですね。

どんなスタジオを目指しているかで言いますと実情になりますが、やっぱり30代後半になってくるとボディラインの崩れとかそういう悩みがたくさん出てくるんです。
そこで自分と同じリアルな30代の女性が行きたくなるようなスタジオをテーマに、シンプルでスタイリッシュな内装を心がけました。

マシンピラティスって当時はパーソナルが主流で本当に感度の高い人しか興味を示さないようなコンテンツだったので、グループレッスンでカジュアルダウンしつつもちゃんと効果も実感できるようなプロダクトにして…
など色々考えてブランディングをしていきました。

御社が考える、日本におけるピラティス業界の課題はありますか?

業界の課題となるともう少し先の話になると思いますが、今ブームのピラティスが一般化するかどうかってあと3〜4年後ぐらいが勝負になってくると思うんですよ。

ヨガもブームが来て、そこからヨガフェスタを始めとするいろんなイベントが開催されたりとか、ヨガジャーナルのような専門誌の日本版が出たりとかで、どんどん一般化していきました。

なのでピラティスにとってもこの2〜3年が重要な時期だと考えています。
そのなかでマシンピラティスが重要な役割を果たすと思うので、そういった意味では、もっとマシンピラティス業界全体を盛り上げていく必要があるかなっていうのが大きな課題という認識です。

働く仲間へのこだわりと、プログラムづくりで重要視していること

御社が手掛けるスタジオならではの特徴はありますか?

弊社の場合は、「ライフクリエイトの理念に共感し、ビジョン実現のために同じ方向を向いて、一緒に働ける仲間」というところにこだわっているので、インストラクターは基本的に正社員雇用なんです。

今は正直どこもテナントの場所取り合戦みたいな感じになっているので、いかに早く出店できるかということが課題になっています。
スピードを早めるには人材がもちろん必要なので、業務委託のインストラクターにお願いするスタジオも多いのですが、pilates Kでは、きちんと社内の養成コースをみっちり1ヶ月受けてもらった上でのデビューっていうとこにはこだわっています。
pilates K というブランドを体現するインストラクターをしっかりと自社で育てて、レッスンサービスを提供するというこだわりがあるので、どのインストラクターでも同じような再現性を持ってきちんとプログラムのご提供ができることにつながります。

1ヶ月の研修があるんですね。他にも研修制度はありますか?

最初の1ヶ月、平日朝9時から夕方17時までずっと研修をするとお伝えしましたが、それでも現場で提供できるプログラムは基礎となる1レッスンだけなんです。

引用:https://pilates-k.jp/program/

他のコースを提供するには、社内認定資格の取得申請をしてトレーニングを受けて、試験に合格をしてようやく別のコースも担当できるという仕組みになっています。
また、所属インストラクター全員を集めての部署全体の大規模なトレーニングは年3回あります。

プログラム開発とそのアップデートで意識されていることもおしえていただけますか?

まずピラティスって、どちらかというと地味なのにきついみたいなイメージが先行していました。
5年前くらいは、ピラティスってどちらかというとリハビリ寄りというか健康訴求が強い、結構年配の方たちが行うエクササイズというイメージが強かったんですね。

ただ私自身ピラティスをやっていて、健康面についてはもちろんのこと、フィジカル的な効果をすごく実感していました。ボディメイクだったり、大人の女性が求める美容効果が得られるという体感もありましたので、美容面の訴求が可能なプログラムにしようという方針になりました。

そしてやはり継続してもらわないと意味がないのは他の美容と同じことで。であれば楽しさっていう要素を加えたいとなりまして、音楽に合わせて動かすパートを作ったり、ちょっとしたエンタメ要素も楽しめるパートを盛り込んでいます。

もちろん効果も実感できるようにしつつ、楽しく続けられるようなプログラムにすることをいつも大事にしています。提供する14プログラムは、大体年に平均2から3本ペースで新しいレッスンをリリースして、お客様が飽きずに続けられるプログラムを心がけています。

30代大人女性に合わせた、シンプルでスタイリッシュなスタジオ

スタジオの雰囲気づくりで大切にされていることもおしえてほしいです

pilates Kは「30歳からの本気ボディメイク」をキャッチコピーに掲げて、大人女子が行きたくなるようなスタジオの世界観作りをしています。

割と20代の頃って、ヘアメイクやファッションって盛る(足し算)傾向が強いんですよね。
30を超えるといい意味で引き算になっていくっていう。本質を求めていくっていうところから、内装も極力ごちゃごちゃさせずシンプルっていうテーマをかかげています。

シンプルなスタイルにはこだわっていますが、かといって敷居が高すぎるのもお客様の足が遠のいてしまう。インストラクターたちはお客様と割とフランクなコミュニケーションをとるようにして、全体のバランスにも気をつけています。

スタイリッシュでおしゃれなスタジオにお客様がくるだけでテンションが上がるようにしたいので、パチンコや古びたゲームセンター、スナックのような女性が尻込みするようなビルには出店しないということも決めてます。

仕事帰りに、職場の最寄りスタジオに気軽に来られるのも◎

pilates Kに現在通われているのはどのような女性でしょうか?

30歳からの、と銘打っているので当然ではありますが30、40代のお客様が多く通われています。ただ3年前くらいからじわじわと、韓国ブームもあり20代女性も増えてきていますね。

※お隣の韓国ではピラティスがかなりの市民権を得ているそうです

平日の日中となると、少し時間に余裕のできはじめた主婦の方もたくさんいらっしゃいますが、職業の比率では会社員の方が多いです。
職場の最寄りスタジオに、仕事帰りにお越しいただいております。

ピラティスは他のフィットネスと比較するとそれほど汗をかかない。なのでメイクもあまり崩れないので、仕事帰りに寄って、そのまま帰ることのできる”楽さ”がありますね。
パウダールームもご用意していますが、ささっと汗を簡単に拭いて、ご自宅に帰られるかたが多いようです。

たくさん汗をかいてシャワーを浴びてて、終わったあとのしんどい感じこその達成感とかもあるとは思うんですけど、ピラティスはスタジオに来て着替えてすぐ帰れる手軽感もプラスポイントだと思っています。

ご入会の目的に関してはいかがでしょうか?

やはりボディメイク目的は多いです。そして「姿勢を美したい」、「肩こりや腰痛などの身体の不調を治したい」という人もたくさんいらっしゃいます。
最近は、病院の先生から言われて体験レッスンにきたという人も結構います。

肩こりや腰痛も対症療法的アプローチだけでなく、インナーマッスルや骨格を整えていくと根本の問題が解決するとおすすめいただいているようです。

リラクゼーションで身体をほぐしてもそのときはよいかもしれませんが、普段から肩に力が入る癖がついちゃってると、また肩に力を入れながら生活しています。
凝ってきてまたマッサージの繰り返しをしているだけなので、それであれば体の使い方から整えた方が早い。

何年も生きてきた自分の身体の癖を修正するためには、やはり週1回はスタジオに来てほしいなと思っています。

ピラティスはあくまで手段。1人でも多くの人生が輝き出すきっかけになりたい。

最後に、ピラティスに興味を持っていただいている読者にむけてメッセージをいただきたいです。

一般の方には、マットピラティスとマシンピラティスを比較したときに、マットの方が手軽なイメージがあると思うんです。ですが、実際はマットピラティスのほうが難しくて。
マシンピラティスは初心者の方でも無理なく安全にかつ効果的に、身体を使うことができます。なので初めての方ほどマシンピラティスから始めた方がいいんですよね。

そしてピラティスは地味ではあるんですけれども、体の使い方を根本から修正していくので、見た目のボディラインもそうですし、立ちふるまいや所作も良くなってきます。
もちろん美容面でもやはりいいですし、健康面にもとても効果があります。

さらに、ピラティスは動く瞑想とも言われていて、自分の身体にかなり集中して向き合わないと難しいエクササイズです。ですのでフィジカル面だけでなくて、マインド面(メンタル)にもポジティブな効果が得られるという魅力もあります。

pilates Kでは全身を整えるプログラムもちろんなんですけど、「特にここが気になるな」という人のために各部位に特化したプログラムも目的に合わせていろいろ選べます。
お腹やヒップはもちろんですが、背中や二の腕などなど種類が豊富なので、そういった面でも飽きずに楽しく続けていただけるかなと思います。

もちろんお金をいただいている以上、お客様の目的達成に向けたピラティス指導スキルを必ず担保するということは大前提あります。

ただ一方で、私たちは女性たちの悩みが解消され、自分に自信がついて、人生が輝き出すきっかけをサービスを通して実現したいと思っていて、マシンピラティスはその手段の1つだと考えています。

なにかが「できた、できるようになった」という体験。
これが積み重なってくると、これまで挫折が多かった人も「私、やればできるじゃん」みたいな自信がついてくるんですよ。
例えば1つのことがずっと続かなかった人が、ピラティスを3ヶ月続ければ絶対何かしら身体の変化は実感できます。
自分でなにかを手にしていくという経験があると自信にもつながりますよね。

その結果、前より外に出歩くようになった。そしたらコミュニティが増えた。結果的に生活が充実してきているとか、仕事面でも人間関係が良くなった。そんなようにいろんな良い派生が生まれてくる。

そんなきっかけ作りを、これからもできたらいいなと思っています。

そんなpilates Kはこちらから

自分を愛し、輝く女性を創る。

そんなミッションをかかげるライフクリエイト社が運営するpilates Kの魅力に迫りました。
インストラクターもすべて正社員ということで、自社で働く女性に対しても真摯なスタンスで取り組まれていると感じます。

今回の取材で、魅力あふれるピラティスと”pilates K”の良さを少しでも感じていただけたなら幸いです。

また、過去にスタジオへ体験レッスンにいったときの動画や感想はこちらの記事にまとめてあります。

お時間が許すようでしたら、ぜひこちらの体験記事もご覧ください。